ビジネスで成功するためには、利益を生みだす優れた商品を見つけ出すことが不可欠です。その際重要となるのが、商品リサーチです。
商品について事前にリサーチを行うことで、商品アイデアの検証や対象とするニッチな市場において、本当に顧客からの需要があるのか確認することができます。時間と労力はかかりますが、ビジネス成功のために、非常に重要なプロセスです。
この記事では、効果的な商品リサーチのやり方と販売に最適な商品を見つける方法を紹介します。
商品リサーチとは?
商品リサーチは、商品や市場、競合他社、潜在顧客に関する情報を収集し分析するプロセスです。商品リサーチの目的は機会を特定し、商品需要を理解し、商品開発やマーケティング、価格設定、流通に関する情報に基づく意思決定を行うことです。
商品リサーチを行うことによって、以下のような考察を得ることができます。
- この商品は市場で成功するのか
- 市場内での類似商品は何か
- 商品開発や販売に最適な方法は何か
商品リサーチは、ターゲットに適した商品を選ぶだけでなく、以下のことにも役立ちます。
定期的な商品リサーチによって、市場の変化を前もって読み、常にトレンドを把握して持続可能なビジネスを構築することができるため、革新的な商品や高価格な商品の開発にも役立ちます。また、競合他社よりも優位に立つことも可能になります。
商品リサーチのやり方
商品リサーチは、主に市場ベースと商品ベースの2つの基準に分けて行います。
市場ベースの基準
市場ベースの基準においては、市場規模、他ブランドが販売する類似商品、誰がターゲット顧客となるのかなどを考慮します。一般的な市場ベースの基準は以下となります。
市場規模
市場規模は、売り出したい商品に対してターゲットとなる潜在顧客数がどのくらい存在するかを示しています。
市場規模は測定が難しい指標ですが、以下のような情報源から把握することができます。
- 地方自治体や開発元が公開しているデータ
- Jetro(ジェトロ)などによる業界の調査レポート
- GoogleトレンドやMetaの広告マネージャなどのデジタルツール
大きな市場にはその分チャンスが多いと言えますが、小さなニッチ市場は参入が容易でコスト効率も良いでしょう。
例えば、クリネックスが販売するティシュー 至高 極は、本来のカテゴリーである衛生用品という大きな市場で競争するのを避け、高級ティッシュとして販売することで特定のニッチ市場を切り開きました。


競争環境
特定の市場に最初の企業として参入する場合は、実際に興味を持つ顧客がいるかを確認するため、しっかりとした市場調査が必要です。
すでに市場に多くの競合他社が存在する場合は、市場が確立している証拠です。その場合、多くの競合を相手に自社ブランドや商品を差別化し、ブランドポジショニングを確立する必要があります。
Google検索やSimilarwebを利用して既存の競合を見つけましょう。AhrefsのようなSEOツールでは特定のキーワードの概算検索ボリュームを確認できます。
こういったツールを使うことで、具体的な商品需要の見通しを立てることができ、ビジネスチャンスも把握できます。通常のキーワードリサーチのほか、ロングテールキーワード(検索数が少ない3語以上で構成された複合キーワードのこと)を検索するのも有効です。
商品カテゴリーの成長性と安定性
トレンドは収益性が高く、安定した市場は安全であるなど、商品カテゴリーや市場によって利点や注意点が異なるため、取り扱う商品がこれらのカテゴリーにどのように合致するか理解することは、ビジネスの成功や失敗に大きな影響を与えます。以下の成長曲線から、各タイプの違いを理解しましょう。

一過性の流行:短期間で人気が急上昇し、すぐに衰えるものを指します。市場への参入と撤退のタイミングが完璧であれば収益性が高い一方、その予測は難しく、損失が発生する可能性があります。
例えば、2011年の東日本大震災直後はガイガーカウンターへの需要が高まりましたが、すぐに売れ行きが低迷しました。

トレンド(長期の流行):トレンドは一過性の流行ほど急速には拡大しませんが、流行よりも長く続き、急激に衰えることはほぼありません。トレンド商品は、長期的に成長する市場に発展することもありますが、その予測は困難です。
例えばグルテンフリー食品の市場は着実に成長してきていますが、市場が成熟するにつれて頭打ちになる可能性があります。

安定市場:長期にわたって安定した需要があり、浮き沈みが少ないカテゴリーです。
キッチンシンクが代表的な例と言えます。常に需要はありますが、市場が大きく変動することはめったにないでしょう。
成長市場:理想的な市場で、商品や持続的な市場の変化により、着実かつ長期的な成長を遂げます。
例えば、ヨガはニッチなアクティビティから主流のフィットネスへと進化しました。ヨガ製品はこのパターンに当てはまると言えます。
このように、Googleトレンドを使って、自社商品への関心が順調に伸びているか、または一過性の流行のような突然の急上昇を示していないか確認してみましょう。
商品を近隣で入手できるか
商品を近隣で容易に入手できる場合、消費者はオンラインではなく実店舗から入手します。しかし、顧客が近隣で入手しづらい商品は、オンラインでの販売が伸びやすい傾向にあります。
例えばアシストウィッグでは、ウィッグなど本格的なコスプレ用品をオンラインで販売しています。

商品が近隣で入手可能かどうかは「商品名+都市名」でGoogle検索することで確認できます。入手できる都市が限られている場合、その都市へ足を運びにくいエリアをターゲットにすることができます。
ターゲット顧客
現段階で正確な顧客ペルソナを設定する必要はありませんが、対象になりそうな顧客タイプや、それぞれのオンラインショッピングに対する考えを確認しましょう。
- 10代の場合、オンライン購入に必要なクレジットカードがない可能性が高い
- 60代以上向けの場合、ネット通販より実店舗を好む可能性がある
- 地域によって特定の購買習慣がある可能性あり
ターゲット顧客についてより深く知るために、Googleアナリティクスを活用し、以下のアナリティクスレポートを確認しましょう。
- 属性データ:年齢や性別などの人口統計データ。商品がターゲット層にアピールしているか確認できます。
- 地理データ:特定の地域におけるオーディエンスの行動から知見を得られます。例えば北海道在住の場合、沖縄の人々よりも雪かき用のスコップが必要です。
- トップページ:どの商品が最も関心を集めているか確認できます。
商品ベースの基準
商品ベースの基準は、価格、季節性、発展性など商品に直接関連するものを指します。一般的な商品ベースの基準は以下となります。
商品の値入率
最初に十分な値入率(販売価格に対する利益の割合)で価格設定しておけば、販売を開始した後に発生する細かな手数料や費用も吸収し、利益率への影響を抑えることができます。
例えば、アリババや卸売業者から約290円で仕入れたペット用の歩数計を約3,770円で販売すると仮定します。はじめは非常に高い値入率1,200%となりますが、以下の少額費用によって利益率に大きく変動することがあります。
- 梱包および処理費用
- 送料
- マーケティングおよび広告費
- 販売プラットフォームの手数料
- 決済手数料

このようなコストを計上すると最初は1,200%あった値入率も、100%以下まで下がる可能性があります。自社によるフルフィルメントや広告の最適化により一部費用は削減できますが、事前にこうしたコストを把握できれば、実際に取り組む価値のある商品かどうか判断できるようになるでしょう。
価格戦略
商品の価格設定は利益率からカスタマーサービスの必要性まで、あらゆる面に影響します。安価な商品を販売する場合、妥当な利益を得るためには数多く売る必要があります。そのため、カスタマーサービスへの問い合わせや他の運営コストも増加する可能性があります。
高価な商品を販売する場合、販売サイクルが長くなる傾向があり、顧客の要求レベルが高くなるほか、キャッシュフローなどに影響します。
理想的な価格帯は約10,900〜21,800円で、利益率が良く販売サイクルも比較的短期間で管理しやすくなります。
具体例で比較してみましょう。
- 3,600円のペット用歩数計は、諸費用差引後の利益が約1,512円(利益率42%)
- 類似の商品を4倍の14,500円で販売した場合、諸費用(一貫性の観点から、他の必要経費も4倍に設定)差引後の利益は約10,585円(利益率73%)

高価格設定により、ペット用歩数計の利益率は43%から73%と大幅に改善され、1個あたりの利益は約1,512円から約10,585円と大きく増加しました。
商品サイズと重量
商品のサイズと重量は、販売や利益に大きく影響します。最近は多くの顧客が無料配送を期待する傾向にありますが、配送コストを価格に上乗せするだけで良いとは限りません。送料が利益率を圧迫したり、送料を顧客負担にした場合にコンバージョン率に悪影響を及ぼしたりする可能性があります。
例えば、日本から米国のカリフォルニアにスニーカーを販売した場合、商品の価格が約16,500円で国際便(EMS)の送料は5,020円です。送料込みで合計金額が30.42%上乗せとなり、消費者に納得してもらうのは難しいかもしれません。
また、ドロップシッピングを使用しない場合は、以下の費用も考慮する必要があります。
- メーカーから自社への配送コスト
- 倉庫の保管費用
- 国際輸送にかかる費用
商品の耐久性
自社商品の耐久性はどの程度あるでしょうか。壊れやすい商品は包装や梱包、輸送に多くのコストがかかり、返品や交換が増える可能性があります。
商品の季節性
季節によって需要が集中または減少するビジネスの場合、売り上げやキャッシュフローが安定しない可能性があります。ある程度の季節性は問題ありませんが、年間を通じて比較的安定した売り上げを維持できる商品が理想です。
季節に左右される商品を選ぶ場合、需要が落ち込む期間は以下のような対策をしましょう。
- オフシーズンの時期は別の国々へマーケティング
- 商品ラインナップを多様化する
- 在庫計画を慎重に立てる
季節ごとのトレンドについてはGoogleトレンドで調べることができます。例えば蒸し暑い夜に役立つ「冷感シーツ」の場合、毎年夏に上昇し冬には需要が減少します。その場合、日本が冬の間はオーストラリア、東南アジア諸国などをターゲットにすることで、年間を通して売り上げの安定化を図れるかもしれません。

商品の問題点
顧客の興味・関心に関連した商品、あるいは特定の問題を解決するような商品はビジネスの強みになるでしょう。このような商品は顧客が解決策を積極的に求めているため、商品の認知向上に、過剰なマーケティングは必要ありません。
例えば、株式会社越後薬草では、ジントニックは好きだけれどアルコールの摂取量を控えたい顧客に向けて、アルコール度数.0.00%のジンを販売しています。

商品の回転率
常にアップデートやリニューアルが必要な商品は、在庫を売り切る前に古くなるというリスクがあります。このような商品を選ぶ場合には在庫の回転スケジュールを把握し、それに応じた計画を立てることが重要です。
例えば、スマートフォンケースの市場で考えてみましょう。新たなデザインを作る場合はデザイン費、プロトタイプの制作費、最小発注数の達成など多くの初期投資が必要です。また、課題は次世代のモデルが発売される前に、販売数を十分に伸ばせるかどうかというところです。販売ペースが遅いと、古くなった在庫を抱えてしまうことになるでしょう。
この課題に対しては、SUZURI(スズリ)のようなサービスを使ってプリントオンデマンド(注文ごとの印刷)のビジネスモデルを採用することで、型落ちした在庫を抱えずに常に市場需要に合った商品を販売できます。

商品の種類
消耗品や使い捨て商品は、商品寿命があることや商品そのものを消費してしまうことで顧客の再購入を促すことができます。
このモデルを活用し、Maison de Lamer(メゾンドラメール)はホテルアメニティから生まれた高品質なヘアケア商品を中心に販売しています。また、定期的に補充が必要となるヘアケア、ボディケア製品のサブスクリプションサービスも提供しています。

商品の鮮度
消費期限や使用期限のある商品は、オンラインビジネスにおいて特有の課題が生じます。例えば以下のような対応が求められるでしょう。
- 迅速な配送
- 特別な保管環境の確保
- 在庫管理の徹底
- 劣化や腐敗などの防止策
モンマルシェ株式会社は、電子レンジで温めるだけで食べられる野菜スープ「野菜をMOTTO(もっと)」を販売しています。長期間の常温保存ができる商品のため、冷蔵や冷凍保管も必要なく、通常の配送方法が利用できます。

商品に対する制限と規制
商品に対する規制や許認可について理解することも大切です。商品アイデアを推し進める前に、化学品、食品、化粧品などに対する規制や、特定の商品カテゴリーで必要となる免許や許可(中古品を扱う際の古物商許可など)を確認しましょう。
また、越境ECや海外仕入れをする場合などは、商品の輸入規制や国際配送をする上での制限、関税、倉庫、関連国の規制や許認可について調べることも必要です。
商品の拡張可能性
ビジネスの立ち上げ段階では、将来的なビジネスの成長について考えるのは難しいかもしれませんが、初期段階でビジネスモデルに組み込むことが大切です。以下の点を検討してみましょう。
- ハンドメイド販売の場合、製造数が増えた場合でも品質を維持できるか
- 注文数の増加に応じて、人員をどの程度増やす必要があるか
- 原材料や部品、商品の安定した調達が可能か
- 製造や業務を外部委託(アウトソーシング)できるか
効果的な商品リサーチのための6つのヒント
1. 消費者トレンドに関する情報をチェックする
新しい商品や業界の動向に常にアンテナを張っておくことは重要です。最新のトレンドを把握することで競争力の維持にも役立つでしょう。
Smartlog(スマートログ)は男性向け情報サイトで、メンズ美容などのトレンド情報を掲載しています。女性向けのライフスタイル系メディアではTRILL(トリル)などがあります。
こういった情報源で、例えば上半身の筋トレがトレンドであるとわかったら、ウェアやトレーニング器具などの関連商品を検索することができます。

他にも、Instagram(インスタグラム)などのSNSでトレンドをチェックするのも有効です。例えば、シューズブランドのInkkas(インカス)は、ペルーのテキスタイルを着用するトレンドから着想を得ています。現地ペルーの職人とデザインを作成し、オンラインで販売しています。
2. Amazonで売れ筋商品を見つける
世界最大級のマーケットプレイスであるAmazonでは、膨大な商品アイデアを見つけることができます。まずはAmazonの売れ筋ランキングをチェックして、さまざまなカテゴリーから利益を生み出す商品を見つけましょう。このランキングは売り上げに基づいて毎時更新されるため、常に最新のビジネスのヒントが得られます。

より詳細な分析を行いたい場合は、SellerSprite(セラースプライト)のようなツールを活用するのもおすすめです。このツールでは以下のようなことができます。
- Amazonに登録されている膨大な商品から検索
- キーワードやカテゴリーごとのフィルタリング
また、Amazonで商品のリサーチを行う際には、以下を考慮しましょう。
- 商品レビュー
- 広告費
- 商品のバリエーション
- セット販売
3. キュレーションサイトを閲覧する
画像や商品がカテゴリーやトピックに合わせてまとめられたキュレーションサイトは、商品アイデアを見つけられる豊富な情報源です。「いいね」やトレンドの写真を通じて市場の需要を測ることができます。以下のようなサイトを活用してみましょう。
- Pinterest(ピンタレスト):幅広い商品アイデアが発掘できる
- WEAR(ウェア):ファッションのトレンドや需要を把握できる
- HATCH(ハッチ):さまざまな業界の著名人がおすすめする商品から次のトレンドやニッチを発掘できる
4. B2B卸売マーケットプレイスを調査する
B2B卸売マーケットプレイスは、販売可能性のある商品に数多くアクセスできます。気に入った商品があれば購入もでき、効率的に商品アイデアを探すことができます。以下は代表的なプラットフォームです。
- Alibaba(アリババ):大量発注向けのB2B取引に最適
- AliExpress(アリエクスプレス):少量のテスト注文やドロップシッピング向け

他にも、以下のような日本企業向けのB2Bマーケットプレイスがあります。
- NET de 卸(ネットデオロシ)
- encer mall(エンサーモール)
- orosy(オロシー)
5. ニッチ市場を調査する
業界特化型やニッチ市場で新たな商品を模索することもできます。また、共通の関心を持つ潜在顧客とつながるのに役立ちます。
例えば、ゲーム分野には、特に活発なオンラインコミュニティが存在するジャンルもあります。Gamewith(ゲームウィズ)では、ゲームユーザーがどんな話題で盛り上がっているのか確認できます。また、Redditは世界最大の掲示板型SNSです。SNS内に340万以上あるsubreddit(サブレ)では、テクノロジー、カルチャーなどあらゆるトピックに関する日本語コミュニティが見つかります。

6. 自社の既存客に聞いてみる
自社の既存客は、人数に関わらず新たな商品のアイデアを得るための最も信頼できる情報源の一つです。新商品への意見を求めるメールを送り、フィードバックをもらいましょう。集めたフィードバックは、商品開発の方向性を決める上で大いに役立つでしょう。
例えばAKOMEYA TOKYO(アコメヤ)ではレビューを投稿した顧客に対し、次回の購入時に使用できる割引クーポンを提供するキャンペーンを行い、積極的にフィードバックを集めています。

まとめ
適切な商品とニッチな市場を選ぶことは、ECビジネスの成功にとって極めて重要です。これまでに紹介したツールや基準を活用して商品リサーチを行い、競争が少なく需要が高い商品を見つけてビジネスを拡大しましょう。
商品リサーチに関するよくある質問
商品リサーチと市場調査の違いは?
商品リサーチは、特定の市場内における商品の成功可能性を評価するのに対し、市場調査では顧客のニーズや好み、競争の状況への理解を深める点に違いがあります。
商品リサーチを始めるには?
- 調査ツールを使って市場規模を評価し、潜在顧客数を予測する
- 類似商品を販売している競合やマーケティング方法を分析する
- ターゲット市場に最も適した商品カテゴリーを選択する
- ターゲット顧客を決める
- コストと利益率を試算する
商品リサーチのコツは?
- トレンドメディアをチェックし人気のアイデアを探す
- Amazonで自社商品のカテゴリーの売れ筋商品を調べる
- Pinterestなどのソーシャル・キュレーションサイトでトレンドを把握する
- AlibabaなどのB2B卸売マーケットプレイスで商品アイデアを探す
- ニッチな掲示板などで顧客の関心や悩みを調べる
- 既存の顧客にアンケートを送って新商品に対する意見をもらう
商品リサーチに使えるツールは?
- GoogleトレンドやMetaの広告マネージャ
- 競合分析ツールのSimilarweb
- SEOツールのAhrefs
- Amazonの商品検索ができるSellerSprite
商品リサーチの目的は?
- 商品の実現可能性の事前評価
- 顧客ニーズの理解
- 市場需要や競合の把握
商品リサーチにかかる期間はどれくらい?
商品リサーチにかかる期間は、シンプルな商品なら数週間、複雑な商品であれば数か月以上です。フィードバック、アンケート、プロトタイプ検証、競合分析が複数回必要で、多くの企業では、開発前に4〜12週間程度かけてリサーチを行います。
文:Miyuki Kakuishi