TikTokは2016年の立ち上げ以来、急激にユーザー数を伸ばし、世界で最も人気のあるSNSプラットフォームの仲間入りを果たしました。TikTokのユーザー数は、2027年までに22億人を超えると予測されています。
TikTokで人気になるだけで爆発的な宣伝効果が期待できることから、TikTokで収入を得ることを目指す個人からTikTokマーケティングを行いたい企業まで、多くのユーザーがTikTokでバズる方法を模索しています。
そこでこの記事では、TikTokを活用してバズる方法を17個紹介します。
目次
- 1. 最新のトレンドを反映する
- 2. 関連性のあるトレンドのハッシュタグを使う
- 3. バズっている曲を使用する
- 4. オリジナル音源を作成する
- 5. 一貫性のある投稿を定期的に行う
- 6. バズりやすい時間を見計らって投稿する
- 7. フォロワーと交流する
- 8. ほかのユーザーや投稿にも関与する
- 9. コンテンツクリエイターとコラボする
- 10. 尺を短くする
- 11. 開始1秒を意識する
- 12. 情報を提供する
- 13. 物議を醸すコンテンツを作る
- 14. コンテンツをほかのプラットフォームにも載せる
- 15. TikTokビジネスアカウントにアップグレードする
- 16. 発信内容が伝わるプロフィールを作る
- 17. 視聴したくなるタイトルをつける
- まとめ
- よくある質問
1. 最新のトレンドを反映する
TikTokはトレンドが原動力となっているSNSのため、最新の流行りを取り入れることでバズる確率が上がります。トレンドをつかむために注目したいのは、TikTokで流行っている音楽やダンスの種類、動画フォーマット、トピックなどです。多くのユーザーに人気のある要素を特定し、コンテンツに取り入れるようにしましょう。
トレンドは「おすすめ」ページで簡単に把握できます。TikTokのトレンド(英語)は、2〜3日程度しか持続しないと言われているため、バズりそうなアイデアがあれば、すぐ動画に取り入れるようにしましょう。
2. 関連性のあるトレンドのハッシュタグを使う
ハッシュタグは、TikTokでバズる上でカギとなる要素です。ただし、単にトレンドのハッシュタグを使えばいいというわけではなく、自分の動画と関連性があることが前提です。
トレンドになっているハッシュタグは、TikTok内で探すことができます。検索ボックスにハッシュタグを使わずにキーワードを入力し、結果が表示されたら「ハッシュタグ」タブを開けば、トレンドのハッシュタグと動画を確認できます。

ただし、ハッシュタグを使い過ぎないようにしましょう。TikTokでは1投稿あたり3〜6個のハッシュタグがあれば、アルゴリズムに対して十分機能しバズる可能性があると言われています。
3. バズっている曲を使用する
TikTokではユーザーの88%が音楽(曲)を重要な要素と感じているという調査結果(英語)もあるため、バズっている曲を選ぶのもコツの一つです。
「おすすめ」ページでトレンドを確認する際は、動画で使われている音楽やサウンドにも注目しましょう。流行している楽曲を自身のコンテンツに使用すれば、視聴数が伸びやすくなります。というのも、TikTokのアルゴリズムは、トレンドの曲を含む動画を積極的におすすめするからです。


4. オリジナル音源を作成する
TikTokのアルゴリズムはオリジナリティを重視するため、独自の音源を使うことで動画の露出が増える可能性があります。
必ずしもゼロから音楽を作る必要があるわけではなく、TikTokのミュージックライブラリにある既存の楽曲を編集したり、動画ごとに個別のナレーションを録音したりすることで、独自の音源を作成することができます。後者の場合、TikTokが動画の内容をより正確に理解し、どの層のオーディエンスに向けて露出すべきかを判断しやすくなるため、より効率的におすすめしてもらえる可能性があります。
5. 一貫性のある投稿を定期的に行う
TikTokでバズる方法として、一貫性のある投稿を定期的に行うこともあげられます。
動画へのリアクション(コメント、いいね、共有など)の総数は、TikTokのアルゴリズムに影響を与えます。ただし、過去の投稿が多くのリアクションを獲得したかどうかは、新しい動画のパフォーマンスには影響しません。つまり、TikTokではどの動画も人気が出るチャンスが平等にあり、投稿頻度が高いほどバズる可能性も高くなります。
目標は、一定期間に多数の投稿をすることではなく、一貫性を維持することです。例えば、1日2回の投稿を1週間続けた後、1ヶ月間何もアップしないのはあまり良い戦略とはいえません。新しいコンテンツがないとフォロワーが離れてしまうため、投稿の間隔を均等に保ち、予測可能なスケジュールで定期的に投稿するのが理想的です。
6. バズりやすい時間を見計らって投稿する
頻繁に投稿するだけでなく、バズりやすいタイミングで投稿することもTikTokでバズるコツです。
TikToでバズるためには、できるだけ多くの人の目に留まることが大切です。そのため、大多数のターゲットオーディエンスがTikTokを利用している時間帯に投稿すると効果的です。特に、翌日休みの社会人や学生が多い金曜日や土曜日の昼などが、TikTokでバズる時間帯と言われています。
ただし、これは一般的なデータであり、最適な投稿時間はターゲット層によって異なります。自分のターゲット層が多く視聴する時間帯や、仕事・学校のスケジュールなどを考慮して投稿のタイミングを調整しましょう。
7. フォロワーと交流する
TikTokでバズるには、フォロワーとの交流も欠かせません。投稿した動画にコメントが付いたら返信し、フォローしてくれそうなユーザーのアカウントをチェックしてコメントを残すなど、積極的にコミュニケーションを取ることが重要です。TikTokのアルゴリズムは交流を重視しているため、こうしたアクションを積み重ねることでバズる可能性が高まります。
また、動画内にCTA(行動喚起)を含めることで、エンゲージメントをさらに促進できます。例えば、動画の最後に「コメント待ってます」と呼びかけてフォロワーの意見の共有を促したり、動画のシェアやアカウントのフォローをお願いしたりするのも効果的です。
さらに、リミックスやデュエット機能を使った投稿を促すのも良いでしょう。フォロワーに自分の動画を利用したコンテンツを作ってもらうことで、TikTokのアルゴリズムに評価され、バズる可能性が大きく広がります。
8. ほかのユーザーや投稿にも関与する

フォロワーと交流するだけでなく、他の動画やコンテンツクリエイターと関わることも重要です。これは、新規アカウントやTikTokのフォロワーを増やしたい場合に特に効果的です。
ポイントは、自分がフォロワーに求める行動を自ら積極的に行うことです。TikTokではいいね数やコメントといった基本的なアクションに加え、トレンドの動画に対するリミックスやデュエットを作成するのもバズるコツです。こうした関わりをほかのクリエイターに対して行うことで、より多くのユーザーに認知され、バズりにつながりやすくなります。
9. コンテンツクリエイターとコラボする
TikTokで注目を集める方法の一つとして、人気のコンテンツクリエイターとのコラボが挙げられます。
コラボが成功すれば、お互いにリーチを拡大し、より多くの視聴者にアプローチできる可能性があります。しかし、TikTok初心者の場合、フォロワーが少ないため、すぐにコラボ相手を見つけるのは簡単ではありません。それでも、まずは将来的にコラボしたいインフルエンサーをフォローすることから始めましょう。
彼らのコンテンツのスタイルを理解し、投稿に対して積極的にリアクションを残すことで、関係を築くきっかけになります。そして、ある程度のフォロワーが増えた段階でコラボを提案すれば、承諾してもらえる可能性が高まります。
10. 尺を短くする

TikTokで意識したいのが、動画の尺を短くすることです。過去数年、消費者のアテンションスパン(集中できる時間)はますます短くなっています。
TikTokで撮影できる動画は最長10分、アップロードできる長さは最長60分となっています。しかし、TikTokユーザーは短尺の動画を好んでいるため、インパクトを最大化するには9〜15秒(英語)の動画を作成することが推奨されます。
30秒〜1分ほどの動画にする場合は、物語系のコンテンツやチュートリアル、3分ほどの長編動画の場合は専門知識を伝えることで、アカウントの信頼性や権威性を高め、ファンの獲得につなげることができるでしょう。熱心なファンを獲得すると、投稿に対していいねやシェアなどで反応してもらえる確率が高まり、最終的にバズる可能性が上がります。
11. 開始1秒を意識する
TikTokユーザーの集中力は短く、常に面白い動画を求めています。そのため、最初の数秒で視聴者の興味を引きつける「つかみ」を入れることが重要です。
強力で感情に訴えかける始まり方をする動画は、無感情に淡々と始まる動画と比べて、6秒間の視聴率が1.7倍高くなる(英語)という調査結果があります。視聴者が続きを見たくなるような出だしを意識し、動画にとどまってもらう工夫をしましょう。
12. 情報を提供する
TikTokでバズるには、TikTokユーザーの約半数を占めるZ世代が求めるコンテンツを投稿するのも有効です。TikTokが行った調査によると、Z世代は、ユーモアのある動画だけでなく情報を提供してくれるような動画に興味を持っています。そのため、開封動画やレビュー、チュートリアルやまとめ動画などが非常に効果的です。
また、TikTokでは信頼性が何よりも重要です。特に、TikTokを利用するZ世代は大企業や歴史のある企業、世界観が確立されているブランドを好む傾向にあることが調査でわかっています。Z世代に受け入れられバズるためには、アカウントの信頼性や権威性を高め、世界観を構築した上で、彼らの求める情報を提供するコンテンツを投稿すると良いでしょう。
13. 物議を醸すコンテンツを作る
論争を呼ぶコンテンツは、炎上のリスクがある一方で、注目を集める効果的な手法でもあります。
物議を醸す投稿は、不快感や関心、さらには怒りといった強い感情を引き起こし、視聴者がリアクションを起こしたくなる心理を刺激するため、エンゲージメントの向上につながります。ただし、論争を利用する際は、慎重にトピックを選び、繊細にコンテンツを作成することが不可欠です。安全な話題に限定し、宗教や政治などのデリケートなテーマは避けるべきです。
また、誰かを攻撃するのではなく、あくまで軽い議論や意見の対立を生むことを目的としましょう。最近の例としては、ウィル・スミスのオスカー授賞式での「ビンタ事件」や、ジョニー・デップの裁判が挙げられます。どちらも世間の関心を集め、意見が分かれる話題だったため、多くの議論が巻き起こりました。
しかし、選ぶトピックは自分に関係のあるものが理想です。例えば、「目玉焼きはソース派か醤油派か?」といった身近なテーマでも、十分に議論を呼ぶことができます。
14. コンテンツをほかのプラットフォームにも載せる

TikTokのコンテンツを他のプラットフォームにも展開することで、バズる可能性を高めることができます。短くてインパクトのある動画は、現在ほぼすべてのSNSでトレンドとなっており、特にInstagram、YouTubeショート、Xでの活用が効果的です。
例えば、Xでは動画のリンクと一緒に簡単なキャプションを添えて投稿し、拡散を狙うのがおすすめです。InstagramではリールやストーリーでTikTok動画を再投稿し、視聴者をTikTokに誘導できます。
また、他のSNSのプロフィールにTikTokのリンクを設置すれば、異なるSNSのフォロワーを相互に流入させることが可能です。SNSを効果的に活用し、バズるチャンスを最大限に広げましょう。
15. TikTokビジネスアカウントにアップグレードする

TikTokでは2020年からビジネスアカウントが導入されており、これを利用することで、インサイト分析の閲覧や、プロフィールへの自社サイトリンクの設置が可能になります。
ビジネスアカウントに切り替えても、TikTokのアルゴリズムがコンテンツを優先的にプロモーションするわけではありませんが、コンテンツのパフォーマンスやオーディエンスの行動を詳細に把握できるため、より効果的な戦略を立てることができます。
16. 発信内容が伝わるプロフィールを作る
TikTokでバズるためには、プロフィールでどんなコンテンツを発信しているかを伝え、フォロワーを増やすことも大切です。
例えば「最新の美容トレンドを毎週金曜に紹介!」のように、発信ジャンルや投稿頻度を明確に記載すると、興味のあるユーザーがフォローしやすくなります。また、投稿者のキャラクターも重要です。趣味や得意なことを一言加えると、親しみやすくなり、共感を呼びやすくなります。
さらに、プロフィールには投稿ジャンルに合ったハッシュタグを入れることで、検索されやすくなり、新しい視聴者を獲得するチャンスが増えます。魅力的なプロフィールを作り、フォロワーを増やしてバズりにつなげましょう。
17. 視聴したくなるタイトルをつける
TikTokでバズるためには、コンテンツの内容だけでなくタイトルにも気を配る必要があります。
ターゲットが知りたいと思うような内容を含めたり、ひと目で内容を理解できる明確で簡潔なタイトルをつけたりすると良いでしょう。また、【】をつけてキーワードを際立たせるのも効果的です。
バズっている動画を参考にして、視聴者を引きつけることのできるタイトルをつけましょう。
まとめ
TikTokでバズるには、最新トレンドの活用やハッシュタグ、人気の音楽を取り入れることが重要です。一貫した投稿とバズりやすい時間帯の活用でリーチを広げ、フォロワーとの交流やコラボでエンゲージメントを高めましょう。短尺動画や冒頭の工夫で視聴維持率を向上させ、XやInstagramと連携することでさらなる拡散が可能になるはずです。
本記事を参考に、TikTokのアルゴリズムを理解しながらTikTokでバズる投稿を作りましょう。
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よくある質問
TikTokのバズるとは?
「バズる」とは、TikTokで動画の再生回数が急激に伸び、多くのユーザーに拡散される現象を指します。おすすめに表示に載ることで起こりやすく、いいねやコメント、フォロワー増加につながります。
TikTokでバズらない原因は?
TikTokでバズらない原因は、視聴者の興味を引くコンテンツになっていない、動画が長すぎるなどが考えられます。これらの原因は、視聴維持率を下げるため、アルゴリズムの評価が低くなり、拡散されにくくなります。
TikTokでバズりやすいジャンルは?
TikTokでバズりやすいジャンルには、ダンス系、面白系、ハウツー系などがあります。例えばダンスや「踊ってみた」はトレンドの音楽と相性が良く、視覚的にもインパクトがあります。面白系やネタ動画は、ユーザーが繰り返し視聴しやすく、シェアされる可能性が高まります。また、ハウツーや知識系は実用的な情報を提供し、視聴者の興味を引きやすいため、バズりやすいと言えます。
文:Takumi